強迫性障害(OCD)

強迫性障害(OCD)を克服するための8項目!
原因や治療法・予防法は?

かつては「強迫神経症」と呼ばれていた強迫性障害(OCD)。「つまらないことだとわかっていてもそのことが頭から離れない」「何度も同じ確認を繰り返してしまう」という症状に悩んでいる人はたくさんいます。強迫性障害は不安障害の一つで、パニック障害と併発することも多い症状です。そこで、この記事では、強迫性障害の原因や症状・治療方法・予防のポイントを解説します。

この記事を読むことで、強迫性障害とどう向き合えばいいのかがわかるでしょう。

01. 強迫性障害ってどんな病気?

まずは、強迫性障害の症状や原因・全国の患者数などをご紹介します。

1-1.脅迫症状を主とする不安障害の一種

強迫性障害は、脅迫症状を主とする神経症の一種です。自分の意に反して不安あるいは不快な考えが浮かんできて、抑えようとしても抑えることができないことを「強迫観念」と言います。そして、そのような考えを打ち消そうとして、無意味な行為を繰り返すのが「脅迫行為」です。自分でもそのような考えや行為は不合理だと分かっているのに、やめようとすると不安が募ってきてやめることができない。つまり、基礎にあるのは「不安」です。そのため、強迫性障害は不安障害に分類されます。

1-2.症状の現れ方はさまざま

強迫観念や脅迫行為の内容には、さまざまなものがあります。例を挙げると、以下のようなものです。

  • 「誤って人を傷つけたり殺してしまったりするのではないか」という敵意や衝動にかんするもの。
  • 「便や尿・ばい菌などで汚染されたのではないか」という不潔恐怖を伴ったもの。
  • 触った後に何度も手を洗う「洗浄脅迫」。
  • 些細なことの理由などをしつこく詮索する「詮索癖」。
  • 自分のしたことが完全だったかどうか、絶えず疑惑が生じてきて何度も確かめないと気がすまない「確認脅迫」。
  • ものの数や回数が気になって、数えないと気が済まない「計算癖」。

1-3.発症メカニズムは?

強迫性障害は、脳内の特定部位が障害をきたしていること・セロトニンやドーパミンを神経伝達物質とする神経系の機能異常などが原因です。ストレスによって発症することもありますが、多くの場合は特別なきっかけなしに徐々に発症します。

1-4.完璧主義者は注意!

強迫性障害を発病する人は、性格に一定の傾向があると言われています。以下のような人は、より注意が必要でしょう。

  • なにごとにも完璧を求めて行動する。
  • 小さな心配を重大に受け止めてしまう。
  • 必要以上に自分の責任を大きく感じてしまう。
  • あいまいなことに耐えられない。
  • 自分の考えや感情を常にコントロールしたい。

1-5.50~100人に1人が強迫性障害

厚生労働省の調査によると、現在日本の人口における強迫性障害の患者数は、人口の1~2%程度。つまり50~100人に1人であると診断されています。総人口に換算すると、100万人以上の強迫性障害患者が存在すると考えられているのです。ただし、自分が強迫性障害であるということに気づかず、受診していない人もまだまだ多いでしょう。そう考えると、全国の強迫性障害患者はさらに多いはずです。

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