気管支炎

気管支炎の症状や治療法を徹底解説!
似ている病気に注意しよう!

「風邪を引いた後、咳(せき)だけが治らない…」というその症状、気管支炎の可能性があります。気管支炎はなかなか見分けにくい症状であるため、気づかずに放置してしまっている人も多いのではないでしょうか?咳(せき)は呼吸器になんらかの異常があるというサイン。早めに対処してすっきり治したいものです。そこで、この記事では、気管支炎の主な症状や原因・治療法などを解説しています。

この記事を読むことで、しつこく続く咳(せき)を解消する方法が見つかるはずです。

01. 01. 気管支炎とは?

気管支炎にはさまざまな種類があり、症状もそれぞれ異なります。主な症状や原因などをご紹介しましょう。

1-1.咳(せき)や痰・発熱を主症状とする病気

気管支炎とは、気管支粘膜に炎症が起こり、咳(せき)や痰・発熱を主症状とする病気の総称です。主に急性気管支炎と慢性気管支炎があります。

1-1-1.ウイルス感染が原因の急性気管支炎

急性気管支炎とは、ウイルス感染が原因で気管支に炎症が起こる病気です。風邪やインフルエンザなどのウイルス感染によるものが多く、咳(せき)や痰が長く続くため発熱を伴うこともあります。最初はコンコンと乾いた咳(せき)が出て、次第に痰がからんだゴホゴホという湿った咳(せき)に変わっていくのが特徴です。咳(せき)がひどくなると、夜に眠れない・食欲が低下するなどの症状が伴うこともあります。

1-1-2.症状が数週間から数か月続く慢性気管支炎

慢性気管支炎とは、数週間から数か月にわたり咳(せき)や痰の症状が続く状態のことです。主な原因は喫煙ですが、そのほかにも百日咳(ぜき)や副鼻腔気管支症候群などの疾患も原因として考えられています。慢性気管支炎は『慢性閉塞性肺疾患』に含まれ、肺炎や呼吸不全を起こしやすくする要因の一つです。症状としては、慢性的な咳(せき)や痰のほか、体を動かしたときに息切れが起こることも。冬に悪化しますが、そのほかの季節には症状がいったん落ち着く傾向があります。

1-2.気管支炎になりやすいのはどんな人?

気管支炎になりやすいのはどのような人でしょうか。以下に当てはまる人は、より注意が必要です。

1‐2‐1.小さな子供

子供は大人と比較して気管そのものが細いため、気管支炎になりやすい傾向にあります。また、細菌やウイルスに対する抵抗力が弱いことも理由の一つです。

1‐2‐2.家族にぜん息患者がいる人

そのほかにも、家族にぜん息の人がいると、遺伝的な要素から気管に炎症を起こしやすいと言われています。

1‐2‐3.体力が低下している人

産後や病み上がりなど、体力が低下しているときに風邪を引くと、治りが悪く重症化して気管支炎になることも少なくありません。

02. 02. 気管支炎のチェック方法

気管支炎は判断が難しい病気であるため、気づかず放置してしまう人も少なくありません。早期治療のためにも、まずは症状を見極めることが必要です。

2-1.セルフチェック方法

以下の項目で当てはまるものがあるかチェックしてみてください。

  • 数週間にわたって咳(せき)だけの症状が続いている。
  • のどに痛みを感じる。
  • 咳(せき)をしたときに痰が出る。
  • 乾燥した場所や空気が汚れている場所で咳(せき)が激しくなる。
  • 運動した後に咳(せき)が激しくなる。

上記の項目にすべて当てはまる場合、気管支炎を起こしている可能性が高いと言えます。

2-2.気管支炎と似ている病気に注意!

気管支炎は長く続く咳(せき)が主な症状であるため、同様の症状が現れる病気と間違われやすいのです。気管支炎と似ている病気には、以下のようなものがあります。

2-2-1.肺炎

ウイルスや細菌が気管支に入り炎症を起こすと気管支炎になり、さらに肺にまで到達すると肺炎になります。肺炎になっているかどうかの診断基準として使用されるのは、胸部レントゲン写真です。気管支炎の場合は、レントゲン写真にはっきりとした陰影は認められません。一方の肺炎は、レントゲン写真を撮るとはっきりとした陰影が現れるのです。激しい咳(せき)や高熱・粘着性のある色のついた痰・胸の痛み・呼吸困難・倦怠感などの症状が現れた場合は、病院を受診してレントゲン撮影などの検査を受けるようにしてください。

2-2-2.肺がん

肺がんの初期症状には、咳(せき)や痰・胸の痛み・息苦しさなどです。こういった症状が長引くと肺がんを疑う人も多いでしょう。しかし、実際にはほかの病気によって引き起こされている可能性もあります。その代表とも言えるのが、気管支炎なのです。肺がんと気管支炎を見分けるには、病院で詳しい検査を行うことになります。レントゲン撮影や採取した痰を調べる検査などが主なものです。

2-2-3.肺結核

肺結核も、咳(せき)が続く病気の一つです。結核菌に感染することが原因であり、全身の器官に感染するのが特徴。肺結核の場合、咳(せき)や痰のほかに喀血(かっけつ)や微熱・体重減少・疲労感などが現れることもあります。

2-3.気管支炎になってしまったら?

気管支炎になってしまった場合は、病院での治療を受けながら家庭でもセルフケアを行う必要があります。

2‐3‐1.部屋の湿度に注意!

痰を積極的に排出して、気道を清潔に保つことが大切です。部屋の湿度にも気を配り、加湿器を使うなどして乾燥を防いでください。また、気道を刺激すると症状が悪化するため、タバコは吸わないようにしましょう。

2‐3‐2.栄養不足にならないように!

咳(せき)の症状がひどくなると体力が低下し、食事をとるのがつらくなります。栄養が不足しないように、1回に食べる量を減らして食事の回数を増やすなどしましょう。

2‐3‐3.適度な運動も大切!

適度な運動は肺機能の維持や改善に効果があります。疲れを残さない程度のウォーキングやストレッチなどの運動を毎日続けると、症状の緩和に役立つでしょう。

03. 03. 気管支炎の治療方法は?

気管支炎の治療方法にはどのようなものがあるのでしょうか。診断方法や薬の種類などをまとめて解説します。

3-1.はっきりとした診断基準はない

気管支炎には、はっきりとした診断基準はありません。咳(せき)や痰などの症状が認められ、聴診や胸部X線検査によって肺炎ではないことを確認された場合に急性気管支炎と診断されるケースがほとんどです。その後、急性気管支炎の適切な治療を行っても症状が治まらない場合は、慢性気管支炎が疑われます。慢性気管支炎の検査方法は、肺機能検査や胸部レントゲン撮影・痰の培養検査・血液検査・呼吸機能検査・気管支鏡検査などです。

3-2.治療は『対症療法』

気管支炎の治療は、原則『対症療法』です。症状に合わせて薬を組み合わせていきます。気管支炎の治療で使用される薬をいくつか紹介しましょう。

3-2-1.咳(せき)を鎮める鎮咳剤(ちんがいざい)

咳(せき)を楽にするための薬です。ただし、咳(せき)はウイルスや痰を体外に追い出すための自己防衛反応であるため、完全に止めてしまうと治りを遅くしてしまうこともあります。そのため、あくまで『咳(せき)を和らげる』範囲であり、完全に止めてしまうことはしません。

3-2-2.痰切りをよくする『去痰剤(きょたんざい)』

気管支炎は、徐々に痰がらみの湿った咳(せき)に変わってくることが多くなっています。そのため、痰を出しやすくする「去痰剤(きょたんざい)」が処方されることも。痰を柔らかくして出やすくします。

3-2-3.抗生剤を使うことも

血液検査をして明らかに細菌感染が疑われる場合は、抗生剤を使うこともあります。もちろん、すべての気管支炎に抗生剤が必要なわけではありません。あくまで、細菌感染が疑われる場合のみです。

3-3.漢方が有効な場合も!

気管支炎の治療として漢方を使用する場合もあります。よく使われるのが「清肺湯(せいはいとう)」という漢方薬。清肺湯(せいはいとう)には、炎症を鎮めて痰を排出しやすくする作用があるのです。そのほかにも「五虎湯(ごことう)」や「麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)」が使われることがあります。

04. 04. 気管支炎の予防ポイント三つ

気管支炎は長引くため、普段の生活でもできるだけ予防しておきたいものです。気管支炎を予防するためのポイントをご紹介します。

4-1.規則正しい生活で抵抗力をアップ!

急性気管支炎の原因は、ほとんどがウイルス感染です。しかし、ウイルスを吸い込んだすべての人がかかるわけではありません。感染するかどうかは、抵抗力や呼吸器疾患などに左右されます。そのため、規則正しい生活を心がけ、バランスのとれた食事と十分な睡眠をとり抵抗力を上げることが大切です。風邪やインフルエンザが流行(はや)っている時期はマスクの着用や手洗いうがいをしっかり行いましょう。また、ウイルスは気温と湿度が低い時期に繁殖力を増すため、適度に部屋を暖かくして湿度を保っておくことも効果的です。

4-2.気管支炎を食事で予防しよう!

食事を工夫することで気管支炎を予防することも可能です。ビタミンAには、粘液を増やす効果があります。また、ウイルスの侵入口であるのどや鼻の粘膜をきれいにしてくれる働きがあるのです。さらに、ビタミンCには免疫を維持する働きがあり、外部から入ってきたウイルスから体を守ってくれます。ビタミンAを多く含むレバーやたら・卵・緑黄色野菜、ビタミンCを多く含むみかんやイチゴ・柿などを組み合わせた食事を心がけましょう。

4-3.本気で予防したいなら禁煙を!

気管支炎を予防するためには、気管支に負担をかけてしまうような習慣をやめるべきです。特に、タバコは気管支だけでなく、肺などの呼吸器に大きな悪影響を及ぼします。免疫力の低下にもつながるため、気管支炎などの病気を引き起こしやすくなるのです。本気で予防したいと考えているなら、まずは禁煙をしましょう。

05. 05. 知っておくべき病院の選び方

「気管支炎ではないか?」と疑わしい場合は、早めに病院を受診しましょう。病院選びのポイントをご紹介します。

5-1.病状や原因によって受診先は異なる

急性気管支炎と慢性気管支炎では、発症の原因が異なります。そのため、症状によって内科・呼吸器科・耳鼻咽喉科というように受診先も異なるのです。たとえば、風邪に似た症状で咳(せき)とともに発熱などがある場合は内科、咳(せき)や息苦しさなどが中心で発熱がない場合は呼吸器科を受診するとよいでしょう。また、アレルギーが原因と考えられる場合は耳鼻咽喉科をおすすめします。子供に気管支炎の疑いがある場合は、全身を統合的に診てもらえる小児科を受診してください。

5-2.症状が治まらない場合はセカンド・オピニオンも

一つの医療機関に行っても咳(せき)が止まらない場合は、セカンド・オピニオンを求めるという手もあります。『セカンド・オピニオン』とは、治療方法を選択するにあたって、主治医以外の意見を聞くことのできる仕組みです。確かに、かかりつけの病院がある場合は、そこで診てもらうのが安心でしょう。しかし、場合によっては、ほかの専門医の意見を聞くことも必要です。

06. 06. 気管支炎の対策商品を活用しよう!

気管支炎の症状を緩和するための対策商品をご紹介します。

プロポリススプレー

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プロポリスにユーカリエキスを配合したスプレーです。便利な携帯タイプなので、いつでもどこでものどにシュッとスプレーできます。

A&D超音波温熱吸入器

http://www.amazon.co.jp/A&D超音波温熱吸入器/dp/B00RGLD6MA

ソフトな霧で患部を加湿・加温します。気管支炎によるのどや鼻の不快感を改善してくれるでしょう。

れんこんパウダー

http://www.amazon.co.jp/れんこんパウダー/dp/B016BEPHF6

れんこんを100%使用した無添加のパウダーです。アレルギー性の気管支炎に効果を発揮します。

07. 07. よくある質問

「気管支炎ではないか」と疑っている人、気管支炎と診断された人が感じるであろう疑問とその回答をまとめました。

Q.気管支炎に市販薬は効果がありますか?

A.咳(せき)などの症状が出たときに、市販薬を使って様子をみる人も多いでしょう。実際に、多少の発熱や鼻水などは、市販薬で改善されることもあります。市販薬にも咳(せき)止め薬はありますが、薬によっては気管支の中にある痰が出にくくなるものも。逆効果になってしまう場合もあるため、気管支炎での市販薬の使用はおすすめできません。

Q.妊娠中に気管支炎になった場合はどうしたらよいですか?

A.妊娠中は免疫力が低下しているため、気管支炎を発症しやすいでしょう。妊娠中に気管支炎になった場合は、内科ではなく、まずは産婦人科を受診してください。妊娠中でも服用できる薬を処方してもらえます。

Q.気管支炎は人にうつりますか?

A.気管支炎は症状が風邪に似ているため、人にうつるのではないかと心配する人も多いでしょう。しかし、気管支炎は「気管支が炎症を起こしている」状態であり、基本的に気管支炎自体が人にうつることはありません。ただし、ウイルスや細菌といった感染症が原因の場合は、くしゃみや咳(せき)によってうつる可能性はあるでしょう。ウイルスが感染しても、必ず気管支炎になるというわけではありません。

Q.気管支炎の治療にはどのくらいの期間がかかりますか?

A.慢性の場合と急性の場合では、治るまでの期間に違いがあります。急性の場合は10日ほどで完治することが多いでしょう。炎症が治まった後も咳(せき)が続くケースもありますが、2~3週間で治るとされています。慢性の場合は症状が数か月から数年も続くことがあり、再発することが多いのが特徴です。

Q.気管支炎で入院することはありますか?

A.慢性化した気管支炎が悪化すると、気管支が狭くなり呼吸困難を起こすことがあります。命にかかわる危険もあるため、入院が必要な場合も。入院期間は症状にもよりますが、抗生剤やストロイドの投与を1週間ほど続ける必要があります。

08. まとめ

いかがでしたか? 気管支炎の症状や原因、治療方法などをまとめて解説しました。気管支炎は決して珍しいものではなく、誰にでも起こり得る病気です。対処法や予防のポイントを把握するなど、普段から対策に取り組んでおきましょう。

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