糖尿病

糖尿病の症状や原因・治療方法を徹底紹介!
予防のポイントも解説!

今や国民の5人に1人以上が患者かその予備軍と言われている糖尿病。残念ながら、糖尿病はいったん発症すると完治することはありません。しかし、血糖値を正常レベルに保つことでコントロールが可能なのです。そこで、糖尿病の原因や症状・血糖値をコントロールするための生活習慣などをご紹介します。

この記事を読めば、糖尿病の進行を防いで体調をよい方向に持っていくことができるでしょう。

01. 糖尿病ってどんな病気?

まずは、糖尿病がどのような病気なのか解説します。主な症状や原因・なりやすい人の特徴などを紹介しましょう。

1-1.高血糖が慢性的に続く病気

糖尿病とは、インスリンというホルモンが低下することによって高血糖が慢性的に続く病気のことです。1型糖尿病と2型糖尿病があり、日本では男性の約6人に1人、女性の約11人に1人が2型糖尿病にかかっている疑いがあります。

1-1-1.「インスリン依存型」である1型糖尿病

1型糖尿病は「インスリン依存型」と呼ばれ、自己免疫疾患などが原因で発症します。インスリン分泌細胞が破壊され、インスリンの産生が欠如してしまうのです。発症すると継続的にインスリンの自己注射が必要になります。

1-1-2.日常生活で予防できる2型糖尿病

2型糖尿病は、遺伝要因や過食・運動不足など、生活習慣が主な原因です。「インスリン非依存型」であるため、発症初期の場合は生活習慣の改善で軽快することもあります。ただし、悪化してしまった場合は、内服やインスリン自己注射などによる血糖コントロールが必要です。

1-2.糖尿病の初期症状とは?

初期の糖尿病は自覚症状が分かりにくく、気づかないうちに進行している人も少なくありません。糖尿病の初期症状を知り、普段から注意しておきましょう。

1-2-1.異常な喉の渇きと排尿異常

糖尿病の代表的な初期症状として、異常な喉の渇きと排尿の異常があります。血糖が高くなると、脳は脱水症状であると判断し、水を飲み血糖値を下げるように指令を出すのです。そのため、激しい喉の渇きを感じるようになります。同時に、頻尿や多尿など排尿の異常をもたらすことも。尿中にタンパク質が多く含まれているため、尿に泡が立ちやすくなるのも特徴です。

1-2-2.常に空腹感がある

通常、経口摂取したブドウ糖は体内に取り込まれます。しかし、糖尿病ではブドウ糖が吸収されにくくなるため、摂取した栄養分が体外に出てカロリー不足になってしまうのです。その結果、食事をとったにもかかわらず、常に空腹感があります。

1-2-3.食後のだるさや眠気も

食後数時間後にだるさや眠気を感じるのも、症状の一つです。インスリン不足により筋肉のエネルギー源であるブドウ糖を取り込むことができず、このような症状が現れます。

1-3.糖尿病になりやすいのはどんな人?

次のような人は、糖尿病になりやすいと考えられています。

1-3-1.血縁者に糖尿病の人がいる

糖尿病になる要因の一つとなっているのが遺伝です。身内に糖尿病の人が多いようであれば、特に気をつける必要があります。また、仮に両親が糖尿病でなくても、祖父母からの隔世遺伝によって糖尿病になりやすくなる場合もあります。

1-3-2.運動不足も危険!

運動不足気味の方も注意が必要です。2型糖尿病は糖質の摂取過多に起因します。通常、運動をすることで糖質は筋肉で消費されますが、運動が足りないとそのまま糖質が消費されず高血糖となってしまうのです。そのため、糖質を摂取した後は、きちんと消費するように運動を心がける必要があります。

1-3-3.肥満=糖尿病になりやすい

肥満の人は糖を大量に摂取していることが多く、糖尿病になるリスクが高くなっています。また、肥満の方は、糖尿病になった場合に合併症を引き起こすこともあるでしょう。ただし、最近は痩せ型でも糖尿病になる人も増えてきています。痩せていても運動不足であったり、夜食べ過ぎたりする傾向にある人は注意が必要です。

1-3-4.食べ過ぎ注意!

一度にたくさん食べる人はその分糖を摂取することが多くなるため、インスリンの分泌が促されます。しかし、普段からインスリンの分泌が促されている状態が続くと、体がインスリンの分泌に慣れてしまい、インスリンが効きにくい体質になってしまうのです。こうなると、通常よりも糖尿病を発症しやすくなります。

02. 糖尿病のチェック方法

糖尿病は初期段階の自覚症状がほとんどないため、早期発見のためにも普段から注意しておく必要があります。自分が糖尿病かどうかチェックするためにはどうしたらよいのでしょうか?

2-1.糖尿病の危険度をセルフチェック!

まずは、以下の項目で自分に当てはまるものがないかチェックしてみてください。

  • 家族に糖尿病の人がいる。
  • 太っている、太ってきた。
  • 食べ過ぎることが多い。
  • 食事時間が不規則。
  • 食べるスピードが速い。
  • 魚より肉を多く食べる。
  • 野菜や海藻類をあまり食べない。
  • 甘いものや脂っこいものが好き。
  • アルコールをよく飲む。
  • 運動不足である。
  • ストレスがたまっている。
  • 40歳以上である。
  • たばこを吸う。

いかがでしたか?当てはまる項目の数が多いほど、糖尿病にかかりやすいと言えます。

2-2.ほかの病気である可能性も!

糖尿病と間違われることの多い病気に、自律神経失調症があります。この二つの病気には、とても似た症状が現れることが多いのです。

  • 異常な喉の渇き。
  • 頻尿。
  • 体がだるい。
  • 疲れやすい。
  • 手足がしびれる。

以上は、糖尿病の初期段階でも自律神経失調症でも現れやすい症状となっています。いずれにしても、早いうちに治療を始めることが大切です。自己判断せず、まずは医師の診断をあおぐようにしましょう。

03. 日常生活にはこんな影響が!

糖尿病になると、日常生活にどのような影響を及ぼすことになるのでしょうか。

3-1.血糖値のコントロールが必要になる

糖尿病は日常生活における制限が多くなるイメージがあるでしょう。しかし、糖尿病になっても仕事や学業・スポーツや旅行に大きな支障はありません。もちろん、結婚して出産をすることも可能です。ただし、血糖値のコントロールが必要になるため、食事には気をつけなければなりません。野菜を多く摂取するように心がけること、1日の摂取カロリーを意識することで、症状の悪化を防ぐことにつながります。

3-2.将来への不安からうつ気味になる人も

糖尿病になることで将来への不安からうつ気味になる人も少なくありません。完治することのない病気を抱えてしまうことで絶望した気持ちになってしまうこともあるでしょう。そうなると、日常生活にも大きな支障をきたすようになります。しかし、生活習慣の維持や血糖コントロールがしっかりとできていれば、健康な人と変わらない生活を送ることが可能です。

3-3.怖いのは合併症を併発すること

糖尿病の場合、怖いのは合併症です。特に、神経障害・網膜症・糖尿病性腎症は「糖尿病の3大合併症」と言われており、悪化すると手足の切断や失明といった事態にも発展することもあります。そのため、合併症が出る前にきちんと血糖コントロールを行い、予防しておくことが大切です。

04. 糖尿病の治療方法

糖尿病の治療方法にはどのようなものがあるのでしょうか。診断方法や薬の種類なども解説します。

4-1.主に血液検査で診断する

糖尿病は、主に血液検査で血糖値を計って判定されます。血糖値は食事によって変動するため、三つのタイミングでの検査が必要です。まずは、食事から時間を空けて採血する「随時血糖検査」を行います。次に、検査日の朝食を抜き、空腹状態で採血する「早朝空腹時血糖検査」。そして、検査当日の朝まで10時間以上絶食した状態で採血する「75経口ブドウ糖負荷試験」です。この3種類の検査で一つでも異常値があれば「糖尿病型」と診断されます。その後、別の日に検査を行い、再び異常値が出れば「糖尿病」と確定されるのです。

4-2.基本は「食事療法」と「運動療法」

超尿病治療の基本となるのが食事療法と運動療法です。食事療法は、食べる量と食べ方を見直すことで血糖値をコントロールすることを目的としています。運動療法は、ジョギングや体操・水泳・サイクリングなどの有酸素運動がおすすめです。食後30分~1時間後の血糖値上昇がピークの時にこういった運動をするとよいでしょう。

4-3.「薬物療法」が必要な場合も

食事療法や運動療法と同時に、薬物療法が必要になる場合もあります。高血糖の度合いが高い場合は、薬によって早めに血糖値を下げるのが有効です。一般的に病院で処方される糖尿病治療薬には、以下の四つのものがあります。

  • α-グルコシダーゼ阻害薬
  • インスリン抵抗性改善薬
  • スルフォニル尿素薬
  • ビグアナイド薬

いずれの薬にも副作用が出る可能性はあります。たとえば、下痢や便秘・腹痛・食欲不振などです。また、肝臓の機能に異常がある場合には利用することができない薬もあります。

4-4.糖尿病に効果を発揮する漢方薬もある!

糖尿病の治療に漢方が使われることがあるのはご存じでしたか? 漢方薬は作用が穏やかで西洋薬ほどの即効性を期待をすることはできません。しかし、合併症の予防や緩和・自覚症状の改善目的で補助的に用いられているのです。よく使われる漢方薬には「八味地黄丸(はちみじおうがん)」や「牛車腎気丸(ごしゃじんきがん)」などがあります。冷えや倦怠感・頻尿や口の渇きに効果的です。

05. 糖尿病を予防する三つのポイント

「糖尿病になりやすい人」に該当する人は、特に普段から予防のために気をつけておきたいポイントがあります。

5-1.食事を見直す

糖尿病を予防するためには、食事の見直しが必要になります。まずは食べ過ぎないこと。そして、バランスのよい食事をとることを心がけましょう。食事のポイントは以下のとおりです。

  • 緑黄色野菜を1日120g以上とる。
  • 甘いものや脂っこい食事を避ける。
  • 薄味の食事を心がける。
  • 決まった時間にゆっくりと食事をする。
  • 白米より玄米を食べる。

5-2.運動を取り入れる

糖尿病予防のためには、食事だけでなく運動も大切です。筋肉を動かすことで、糖や脂肪が効率よくエネルギーに変わります。特に問題なのは「隠れ肥満」の人。運動をしないと筋肉はやせ、体重が少なくても脂肪の多い体になってしまいます。隠れ肥満になると基礎代謝が減り、同じ分量の食事をとっても脂肪になる分量が多くなってしまうのです。ポイントは、なるべく毎日できる運動を選ぶこと。軽い運動からはじめ、少しずつ運動量を増やしていきましょう。

5-3.ストレスをためない

ストレスと糖尿病には大きな関係があります。ストレスを受けたときに脳が分泌するアドレナリンには、インスリンの働きを弱める作用があるのです。ストレスをそのまま放置すれば、インスリンが十分に働かない状態が続いていることになります。自分なりのリラックス方法を見つけて、なるべくストレスをためこまないように心がけましょう。もちろん、十分な睡眠をとることも大切です。

06. 糖尿病の治療を行っている病院を紹介

糖尿病を治療できる病院を紹介します。

HDCアトラスクリニック

http://iryoo.jp/diabetes.html

日本でもトップクラスの糖尿病外来を目指すクリニックです。東京都内だけでなく、全国から患者さんが足を運んでいます。

岡本内科クリニック

http://www.okm-clinic.jp/

糖尿病を中心とする生活習慣病専門のクリニックです。糖尿病治療のエキスパートであるスタッフたちが、患者1人1人に合った治療方針を提案しています。

東京女子医科大学 糖尿病センター

http://twmu-diabetes.jp/

糖尿病患者のトータルケアを目指した医療機関です。内科部門と眼科部門から成り立っています。

07. 糖尿病の関連書籍紹介

糖尿病の関連書籍をご紹介します。

糖尿病が自分で治せる101のワザ

https://www.amazon.co.jp/糖尿病が自分で治せる101のワザ…/dp/407294579X

食事療法や運動療法などを続けるにはストレスがたまります。そんなストレスを軽減するためのちょっとした「ワザ」を紹介。糖尿病とうまく付き合っていくための1冊です。

糖尿病で死ぬ人、生きる人

http://www.amazon.co.jp/糖尿病で死ぬ人、生きる人-文春新書-牧田-善二/…/4166609750

糖尿病専門医である牧田善治氏の著作です。合併症を克服する方法など、糖尿病でも長い生きするための秘訣が紹介されています。

血糖値を下げる新ワザレシピ

http://www.amazon.co.jp/血糖値を下げる新ワザレシピ-GAKKEN-HIT…/4056105073

食事療法を楽しくすすめるために、血糖値を抑えたおいしいレシピが豊富に紹介されています。食べることが好きな人必見です!

08. 糖尿病に関するよくある質問

糖尿病に関するよくある質問をまとめました。ぜひ、参考にしてください。

Q.インスリン注射は一生続けなければいけないのでしょうか?

A.1型糖尿病のようにインスリン療法が絶対に必要な場合は原則として継続的な治療が必要です。しかし、2型糖尿病の場合には、病状・症状によってはやめられることもあります。

Q.糖尿病の合併症にはどのようなものがありますか?

糖尿病の主な合併症は、神経障害・網膜症・腎症・動脈硬化症による狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・下肢閉塞性動脈硬化症なとです。また、感染症も起こりやすくなります。

Q.栄養ドリンクを飲みすぎると糖尿病になる?

栄養ドリンクの中には糖分が含まれているため、飲みすぎには注意が必要です。これは栄養ドリンクに限らず、市販の清涼飲料水などにも同じことが言えます。糖分の含有量を確認し、1日の摂取量を守っている分には問題ありません。

09. 糖尿病治療体験ブログの紹介

糖尿病の治療を体験している人たちのブログをご紹介します。

糖尿病になってビックリ!糖質制限4コマまんが

http://blog.livedoor.jp/rakuenfoods/

糖尿病になって10年の筆者が糖質制限生活を送る様子をつづっています。4コマまんがやおすすめレシピも紹介!

インスリン依存症糖尿病を抱えても、なんとか頑張ってます!

http://ameblo.jp/diabetes1965/entrylist.html

インスリン注射なくしては生活できない筆者が、糖尿病に至った経験や知識などをつづっています。

糖尿病なる日記

http://tounyou.yuyuno.net/

60歳目前に糖尿病の合併症を抱えてしまった筆者が、残りの人生を前向きに生きていこうと奮闘している様子をつづっています。

まとめ

いかがでしたか?糖尿病の原因や症状、治療方法などをまとめて解説しました。糖尿病は、完治しない病気です。しかし、早めに対処して血糖値をコントロールしていけば、普通の人と同じような生活を送ることができます。この記事を参考にして、あなたも糖尿病と向き合っていきましょう。

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